スペインとトレジャーハンターと考古学。現地保存も…

数年前、アメリカのトレジャーハンター会社が沈没船を引き揚げ、莫大な量の銀貨が発見されたニュースを覚えているでしょうか?その後、時価数億円と言われた遺物をスペイン政府が自国の船であり、文化財保護の観点から遺物の返還を要求し …

トレジャーハンターには困ったもんだ。考古学ではないのだから…

1857年9月、アメリカ・カリフォルニア州の沖でニューヨークに向かう途中の船がハリケーンに遭遇し、沈没。乗客や乗組員含め425名の方が亡くなりました。この船、SSセントラル・アメリカ号は様々な理由で現在でもとても有名です …

沈没船を研究することについて…

先日、お隣韓国で沈没船事故があり多くの方が亡くなり、また、いまだに行方不明者も多くいます。韓国だけでなく日本を含め世界では船を運行する者、海に関連する仕事をする人にとって大きなショックとなったのではないでしょうか?悲しい …

メキシコ湾で調査中(ライブ映像もあり)

NOAA(アメリカ海洋大気局)がメキシコ湾で深海に沈む船を調査中です。 ライブ映像もあるようです。去年、発見され話題を呼んだ船ですが、あまりにポイントが深いので水中ロボットで探査しています。水中ロボから配信されるので、考 …

スコット・ランドの沈没船データベース

どうやら、スコットランドの沈没船データベースが先日ウェブで公開されたようです。言葉で説明するよりも見てください… 沈没船の位置、遺跡に関する情報や参考文献などすべて見ることができます。日本の水中遺跡もこれぐらいできれば。 …

鷹島(元寇船)の水中遺跡の管理計画がまとまったようです

元寇の際に使われた船が発見され注目を集めている長崎県の鷹島海底遺跡について、今後の方針案がまとまったようです。 詳しくは、新聞記事をご覧ください。 発見された船はひとまず海底で現地保存をし、周辺海底を探査してより多くの沈 …

スウェーデンのアトランティス発見…ではありません。

ある意味面白いニュースです。ニュースメディア(タブロイド)と考古学者のモノの考え方の違いが顕著に出ています…メディアは珍しいもの、面白いもの、売るためにインパクトのあるものを伝えようとしています。しかし、考古学者はそんな …

水中探査に使用するロボ達について〈入門編〉

水中遺跡の探査に使用するロボット君達には簡単に分けるとこの二つがあります… ROVとAUVです。今日はこれらを簡単に紹介します。ネットで検索するといろいろな水中ロボットが見れますので、そちらも参考に! ROV …

講演会『日本・沖縄の水中文化遺産の調査成果と活用について』

このところ講演会のお知らせが続いてます…どれも行きたい。 日本・沖縄の水中文化遺産の調査成果と活用について 日時:平成26年2月22日(土)18:00開場 18:30~20:30 会場:久米島博物館ロビー 《 …

南シナ海の水中文化遺産:ベトナム海事考古学の最前線

来週行われます講演会のお知らせです。東海大学(清水キャンパス)で行われます。静岡県ですよ! さて、静岡はちょっと遠いな…と思われるかもしれませんが、特別ゲストです!海外で活躍する木村氏が貴重な水中考古学のお話をする、また …

アジア水中考古学研究所 関東・東北会員連絡会(研究報告会)

日本の水中考古をリードするアジア水中考古学研究所(ARIUA)の関東・東北会員連絡会のお知らせです。 以下がARIUAのウェブサイトの情報です。 日時:2月1日(土) 14:00~17:00 場所:東京海洋大学・越中島キ …

黒髭ティーチのクィーン・アンズ・リベンジ発掘

おそらく、ここ数年間にアメリカで発掘された沈没船の中で最も有名で成果を挙げているのが、海賊「黒ひげ」のクィーン・アンズ・リベンジ号ではないかと思います。 このサイトでも何度か紹介していますね。通称「黒ひげ」の本名は実はわ …

漁師の網の中…

読売新聞からのニュースで、漁師さんが底引き網中にほぼ完形の縄文土器を引き上げ、地元の文化財センターに寄付したとのニュースがありました。 この記事についていくつか考えるべきことがあります… 記事の中では、このほかにもよく網 …

伊400号

太平洋戦争当時、世界最大の潜水艦を日本軍が開発しました。伊400号クラスの潜水艦で、潜水艦でありながら、飛行艇を折りたたんで中に収容することができました。全長120m以上の、当時としては化け物のような潜水艦でした。戦争終 …

ユネスコ水中文化遺産会議~アフリカで開催

お馴染みのユネスコ水中文化遺産条約ですが、そろそろ加盟国が50国を超える勢いで伸びています。近年では、フランスなど大国の条約承認、そして、イギリスやオーストラリアでも承認の準備が進んでいます。 特にイギリスやオーストラリ …

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